紹介予定派遣はどのような仕組みなのか

介護職が転職や就職の際に利用できるシステムの一つとして挙げられているのが、紹介予定派遣ですよね。紹介予定派遣の仕組みとしては、まず介護施設や事業所が転職サービスを提供している企業と紹介予定派遣の雇用契約を結びます。こうすることで転職サービス側は求職者に紹介予定派遣サービスを紹介することができ、求職者側も紹介予定派遣を利用することが可能となります。この紹介予定派遣の仕組みの中で大きな特徴とされているのが、最終的に派遣された企業で直接雇用することを前提として働くことができる点です。

通常の派遣社員の場合は派遣期間が満了すると契約を更新または打ち切りになるケースが多く、直接雇用に結びつけることが難しい傾向があります。それに対して紹介予定派遣は、派遣期間が満了する際には直接雇用か契約終了か選ぶことができます。このため自分が希望して介護施設や事業所側も受け入れてもらえることができれば、確実に直接雇用に繋げることができるのです。また契約期間中に介護施設や事業所での仕事が自分に合っているのか検討することができるので、職場とのマッチングができるという点も紹介予定派遣ならではの仕組みとされています。ちなみに紹介予定派遣を利用していても必ず契約満了後は直接雇用されなければいけないわけではなく、介護施設や事業所側も必ず雇用しなければいけないというわけではありません。このような仕組みも、求職者と企業のマッチングを図るための重要なポイントです。